今話題の「卒婚」から夫婦のカタチを考える

夫婦関係

最近、よく耳にするようになった「卒婚」という言葉。
先日、元貴乃花親方が「卒婚」を発表しさらに注目を浴びました。

「卒婚」「離婚」はどう違うのでしょう?

卒婚とは?

「卒婚」とは2000年代以降の日本における夫婦生活の新しい形態の一つで、婚姻状態にある夫婦が互いに干渉することなく個々の人生を歩んでいくという生活形態のことである(Wikipediaより)

婚姻関係は維持されるため「離婚」とは区別されているようです。
(元貴乃花親方は離婚もされてますが・・・)

興味深いのは「卒婚」を言い出すのは女性からが圧倒的に多いという事実!
子育てが終わり、これからは自分の自由に余生を楽しみたい!
と思うんだとか。

調べてみると、20代~40代の女性は「家庭のため」「子どものため」と我慢していることや諦めたことがある、と感じている方も多いようです。

子どもが手を離れたことをきっかけに、

  • 自由を取り戻そう!
  • やりたかった事をやろう!
  • 楽しもう!

という発想になるのでしょうか

我が家の場合

ふと、自分の父母のことを考えてみました。

私の母は私が中学生の頃から働きに出ており、共働きでした。
ありがたいことに、3人兄弟で3人とも大学まで行かせてもらい、経済的にも大変だったと思います。

今のような「家事男(カジダン)」「育メン」が当たり前の時代ではなかったので父はほとんど家事はしません。たまにご飯は作ってくれましたが。
そのくらい。

私も母を思いやって家事を手伝う、なんて良い娘ではなく自分の楽しみを優先するような生活。

仕事もして家事もして子どもたちの世話もしてくれていた母。
いつか倒れてしまうんではないか?と思ったこともありました。

そんな母が変わったのは子どもたちが成長してからのこと。

「母」としての役割からの卒業

まずは弟、そして私、最後に妹。
割と短い期間で3人がそれぞれ結婚し家を出ました。

父と当時まだ健在であった祖母と母の3人暮らしになりました。

母は食事を作るのをやめました。

  • 「面倒だから何か買ってきて食べようか」
  • 「どっか食べに行っちゃおうか」

母からそんな言葉が出るようになるとは驚きでした。

私たちが子どもの頃、毎日3食を作ってくれていた母。
朝はもちろん、みんなのお弁当、帰宅時間の異なる夕食。
いつも手作りで温かいものが食べられた家のご飯。
疲れてヘトヘトな時も、辛いことがあった時も、落ち込んだ時も家に帰ればいつも母のご飯がありました。

子どもたちが家を出て、母の中で子育てが終わったのかなと思いました。

母は毎日のご飯作りから「卒業」したのかな、と。

時には面倒な時も、体調が悪い時も、ご飯だけはどうしても作りたくないときもあったと思うんです(私は頻繁にあります )

それでも子どものために頑張ってくれた。

やっとそういうことに気づける年齢になりました。

「今までありがとう。どうぞ卒業してください!!」

そんな気持ちでいっぱいです。

その時、父は?

でも、父はどう思っているんだろう?
と、ふと思いました。

怒ってないのかな?

と。

これも意外でしたが、今は父が料理担当となり毎晩、楽しそうに腕を振るっています。

私の息子たちも
「じじちゃんの料理が世界イチ美味しい !」
と言っているくらい。

子どものためになら毎日ご飯作りを頑張れた母と母のためなら毎日ご飯を作れる父。

いろんな方向に向いている愛情があって、そうやって家族が出来上がっていたのかなと感じました。

夫婦関係を卒業する「卒婚」という形だけじゃない。

  • ご飯作りから卒業する
  • 早起きから卒業する
  • 掃除から卒業する

自分が残りの人生を楽しむために何かを卒業するならそれは何だっていいんじゃないかと思うんです。

そして、それによって夫婦2人でこれからも仲良く暮らしていけるなら娘としては嬉しい限り。

これからも元気にHAPPYに余生を満喫してください!